トップ » 東京Webデザイナー日記リターンズ » diary » 使いやすい銀行サイトとは(WebSig会議IA分科会に行ってきました002)
使いやすい銀行サイトとは(WebSig会議IA分科会に行ってきました002)
前回の「リアルタイムにIAの思考を追うライブIA(WebSig会議IA分科会に行ってきました001)」の続きです。
第一部で尊敬する坂本貴史さんのIAを考える思考の流れをリアルに拝見できたのは、本当に刺激的な体験でした。コーディングやソフトウェアの使い方のライブは見たことがあっても、IAのライブは初めてでした。
さて、第一部を踏まえて、第二部のグループワークの始まりです。六人一組のチームが15個程度でき、チームで課題をこなしていくのです。
お題「東京都民銀行のサイトを使いやすくする」
- チーム内での教科書(価値基準)となるサイトを決める
- リアルを想像。「振込みがしたい」「手数料を知りたい」
- ターゲットは自分
- AIDMAの法則やAISASの法則を使って、行動プロセスを分析する
- 画面の要件やナビゲーションを考える
- これを1.5時間で完成させ、それぞれのチームが発表する
以下、グループワークで気づいたことを箇条書きにします。
- 発表時、それぞれのチームで設定した「教科書(価値基準)となるサイト」の一番人気は、三井住友銀行だった。
- その理由は、こんな感じ→他の銀行サイトでは、一番目立つ場所に広告スペースがでかでかとあって邪魔だったりする。三井住友銀行のサイトは、分りやすい場所にユーザーのタスクやニーズを上手くラベルにしたナビゲーションがある。
- 二番人気は、ソニー銀行。ユーザーのタスクやニーズが上手くグルーピングされて一覧されているので分りやすい。
- 「振込みがしたい」と思って銀行のサイトを見ても、「振込み」というリンクがトップページにある銀行サイトはほとんど無い(ちょっと驚き)。ソニー銀行は、数少ない、トップページに「振込み」というリンクがある銀行サイト。
- 坂本さんの出題の意図の一つは、その「振込み」という言葉の扱いをみんながどう考えるかということだった。
- 坂本さんのもう一つの意図は、わざと要件をゆるく設定したこと。参加者が各々、行動プロセスや仮説を考えるために、自由に細かく条件を設定してOK。実際に、素晴らしい発表をしていたチームは、年齢性別職業からはじまり、どのような状況で振込みをすることになったかのストーリーまで、細かく設定していた。
- これも時代の流れとして当然かもしれないが、ほぼ全てのチームが、店舗検索結果の画面にQRコードを置いて、携帯へ情報を持ち出せるようにするという設計を考えていた。
しかし、このグループワークは、面白かったけれど難しかったですね…。
1.5時間できちんとした結果を出し、それを4分で発表するということが、あまり上手くできなかったのです。
明らかに瞬発力・集中力・経験不足ですので><、次回のWebSig会議では絶対にリベンジしようと思います。勉強勉強。
坂本さん、WebSigのモデレータやサポーターの皆さん、グループワークでご一緒した皆さん、参加者の皆々様、今回も本当にありがとうございました。かなり今後の仕事に対するモチベーションが上がりましたです!
なお、この件に関するとみぃさんのエントリが素敵です。
IAとUIは表と裏 - Flat And Tree
問題は、どうやってその仮説力をつけるのか。懇親会でも、その部分の教育の難しさについての議論がありました。これはもうセンスではないのかと。
これは常日頃から問題意識をもっているかではないかと思います。与えられたものをそのまま受け取るのではなく、常にもっといい方法はないか、それって無駄があるんじゃないかという問いかけが、サンプリングにあたりながら仮説を立てるときに、これだよなという確信に似たひらめきにつながるんじゃないのかなと思うのです。
私も坂本さんのお話を聞いたあとにグループワークをやってみて、「仮説力はセンスの問題」だよなぁ、と思ったのです。坂本さんは、そのセンスがずば抜けているのですね。。。少しでもそれに近づくためには、「常日頃から問題意識をもつこと」が重要ですよね、きっと。
そのためにも、ブログを続けよう…(独り言)。
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL
http://cremadesign.jp/mt401/mt/mt-tb.cgi/852

コメントする